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第3の親指
2021.06.01
カテゴリ：院長青柳’ｓ 魔術師への道
第3の親指
スタッフの義澤です。
先日、ニュースで興味深いものがあったのでご紹介します！
皆さん第3の親指ってご存知でしょうか？
これは手に人工的な指を装着し、足の親指の下に設置したセンサーによって動かすことができるそうなのですが、この指を使ってペットボトルのフタを開けたりすることができるそうです。
ロンドン大学の研究者が身体の機能と脳の関係について論文を発表したとのこと。
五日間にわたって第3の親指を訓練し器用に扱えるようになり、脳をMRIでスキャンしたら脳に一部微妙な変化がみられたそうです。
ペンフィールドのホムンクルスを聞いたことがある方はいるかもしれませんが、感覚機能や運動機能で脳が占める体積の割合で人体を作ったモデルなのですが、この脳の領域が新しく第3の親指の領域が生まれてきたそうです。
元々持っている親指や人差し指を動かす能力と、人工的に取り付けた親指が並ぶような形となったのです。
しかし、指を担当していた脳の領域の回路が一部縮小するという報告もあるようです。
今後、これを上手にコントロールしたり、脳機能にどのような影響があるのかなど、安全性についても研究がされていくのではないでしょうか。
脳は人工的な物質でも体の一部と認識する脳の柔軟さがが示されたことになる結果となります。
今後は医療分野における研究に役立っていくのではないかと考えられているようです。
脳の働きはとても興味深い。
今後の研究の結果が楽しみですね！
